どうも!
Ganapatiです。
長い長いお盆休みをいただきました。涼しい夏ですが、それならそれで楽しみ方はあるものです。しかし、楽しい時間を過ごすほど予想外の事態がそのあとに待っているのはなんででしょうね?
今年のGWでは長年(?)運営してきたWordpressサイトがサーバーへの不正アクセスによってぶっ飛びました。。。。そしてお盆明けには・・・。
Windows7を立ち上げてみたら管理者アカウントが消えていた件
それは突然起きた・・・見知らぬデスクトップが表示されてる!
それが起きたのはまさに今朝のこと。
昨晩いろいろ調べ物をしてパソコンを消さずにそのままにしておいたのが悪かったのかもしれません。
「あれ?いつものデスクトップじゃない?綺麗すぎる!」
作業中のデータなどがWindowsのデスクトップからすべてなくなっていたのです。ついでに言えば壁紙もデフォルトの状態に・・・。
「もしかしてウイルス?!」
慌てて状況を確認。すぐに「いつもは使っていない別のアカウントでログインしていることが判明。
「なんだ・・・再起動していつものアカウントにすればいいや」
安心してそう思っていたのですが・・・・なんといつものアカウントがない!
なので、ログインしようがないのです。。。
途方に暮れる私。。。
アカウントが消えた原因を推察してみる
取りあえず何か変なことはしていなかったか思い出します。
昨晩やったことといえば、ユーティリティソフトを2本インストールしたことぐらい。それとPCを消さずに放置したこと。Windowsのアップデートは自動でいつもやっており、この間マンスリーアップデートがあったばかりで自動で再起動する原因にはならないはず。そう考えるとユーティリティソフトとの相性の問題かもしれない。インストール後「再起動が必要です」と表示されながら後回しにしていた。
うん、これだ!
アカウントに紐づいた各種データは・・・
仮にアカウントが復旧できなくてもPC自体は壊れたわけじゃあない。ソフトウェアも一部を除き無事だったアカウントでも使用可能。
となるとデータさえ無事であれば万が一でも復旧できる。
ということでエクスプローラで「ユーザー>〇〇〇>デスクトップ」のフォルダを調べたところ・・・無事でした!
よし!これで落ち着いて対処できそうだ!
とまあ、こんなことが今朝起きたことです。いやですねぇ、こういうトラブル。でも、調べてみるとアカウントが消えていることは結構あるようです。
あなたにもあり得ることなので、対処法をシェアさせて頂きます。
結構長い記事になるので、読むのが面倒な人はWebクリッピングがブクマだけしておくと良いです。万が一の時にだけ読めばOK。
アカウントが消えていたときの対処法
まずは落ち着いて状況を把握する
まず大事なのはアカウントが消えていても慌てないことです。頭が真っ白になるとろくなことがないです。私も今朝一つやば目のことをやりました。ウイルスがどこかに存在していたら怖いと思って表示されなくなっていた外付けHDDの電源をブチッと切ってしまいました。
その結果次に起動したときに、「フォーマットしないと読み込めません」という表示がなされたのです。このときは頭が真っ白になりましたよ、ほんと。
まあ、無事復旧できましたが。
ログイン可能なアカウントは?
落ち着いたら次にすべきことは、現在ログインしているアカウントが何で、他にもログイン可能(もしくは不可能)なアカウントはないか?その権限は?を確認するということです。
例えば、一つしかローカルアカウントを持っていないのに同様のことが起きると「Guestアカウント」でログインしていることがあるそうです。
また、管理者権限を持つアカウントでログインしていると、Administratorというアカウントが表示されないことがあるので、表示はされていないけれども他にログイン可能なアカウントが隠されている可能性もあります。
そのあたりの非表示だが存在はするアカウントの調べ方については後述します。
消えたアカウント上のデータは無事か?
前段の確認で「やっぱりアカウントが消えている・表示されない」ということがわかりましたら、次にやるべきことは「消えたアカウント上のデータが無事かどうか?を確かめる」ということです。
これはエクスプローラを使用して調べます。
まずは消えたユーザー名でのフォルダがあるかどうか確認しましょう。通常であれば「Cドライブ>ユーザー」の配下にユーザー名のフォルダがそれぞれ表示されるはずです。
消えたユーザー名のフォルダが存在していればその配下にある消えたユーザーアカウントで作成したデータ類も存在しているはずですが、念のためユーザー名の下層にある「デスクトップ」や「Document」フォルダを調べておくと良いでしょう。
また、PC内だけでなく外付けHDD内のデータも大丈夫かどうか確認すると良いです。ちなみに私の場合は外付けHDDで重要なデータを入れたフォルダはクラウドストレージと同期をとっていたので最悪のケースは絶対に起きないようにしています。
さて、ここでデータも消えていた場合ですが、もしかしたらウイルス感染の恐れがあるのでウイルスソフトで詳細スキャンしたり、一度PCを停止して専門の業者に復旧をお願いすることをお勧めします。
直近でインストールしたアプリケーションはないか?
仮に原因がウイルスでなければ、おおよそそのほかの原因は直前にインストールしたソフトやなにがしかのアップデートによるものです。
「コントロールパネル>アプリケーションの追加と削除」から直近の更新履歴を調べましょう。
直近でインストールもしくはアップデートしたものがあれば、それが原因である可能性が高いです。
特にユーティリティ系やOS系は気を付けてチェックしましょう。
本当にアカウントは消えたのだろうか?コマンドプロンプトで確かめる。
さて、ここまでくるとなにがしかの発生原因の推定はできたはずです。できていなくとも、現状で「原因不明」ということが確定できただけでもOKです。
次にすべきことは「本当にアカウントが消えたのか?」を確認することです。例えばコントロールパネルからユーザーアカウントの一覧を表示し、そこに探しているアカウントがなかったからといって必ずしもアカウントそのものがなくなっているわけではありません。
実は一時的に「無効」「非表示」になっている可能性があるのです。
これを確かめるには「コマンドプロンプト」を使う方法がベストです。
「コマンドプロンプト(黒い画面)」を立ち上げ、「net user」と入力します。
すると登録されているアカウントが一覧表示されます。
上記一覧の中に表示されなくなっていたアカウントが存在したのであれば、次にやるべきことはその状態を確認することです。
「net user <消えたアカウント名>」と入力してみましょう。
上記では「DefaultAccount」というユーザーアカウントの状態を調べています。「アカウントの有効」という項目が「No」になっています。このように「No」や「ロック」という状態であれば有効化してあげればアカウントの表示が元に戻る可能性が高いです。
そこで「net user <消えたアカウント名> /active」
もしくは
「net user <消えたアカウント名> /active:yes 」
と入力して有効化しましょう。
それでもまだ表示されないときは次のステップです。
ウイルス対策ソフトの機能でロックがかかっていない?
前述の処置をしても元に戻らない、もしくは「Yes」の状態だった場合、次にやることはウイルス対策ソフトに同様の機能がないかの確認です。ウイルス対策ソフトが何らかの動きを検知してアカウントを停止してしまうことがあるそうです。かりに該当する機能があればソフトウェアのマニュアルに沿って復旧しましょう。
それも見当たらないときは次のステップです。
セーフモードで立ち上げてみたらどう?
次にやるべきことは「セーフモード」でWindowsを立ち上げてみるということです。セーフモードで立ち上げてアカウントが表示されるようであればなにがしかのソフトが邪魔をしているということでしょう。
怪しそうなソフトをアンインストール(もしくは機能停止)して再度正常モードで立ち上げてみてください。
バックアップからの復元はできる?
それでも直らないときは復元ポイント(バックアップ)からの復元です。レジストリ関係の問題であればこれで治る可能性が高いです。
それでもだめなら・・・・最終手段です。
新しいアカウントにデータを移行してはだめか?
最終手段は「新しいアカウントを作成して統合する」ということです。統合といっても通常のアカウント統合手順とはことなり、手作業でデータを新しいアカウントのフォルダの配下にもってきて各種ソフトウェアなどに紐づけするという面倒な作業になります。
面倒でも仕方ありませんね・・・。
やっぱりクラウドベースの環境にしておくのがベスト!
上記のように対処手順を記載しましたが、このような事態がいつ起きるかわからない以上できるだけクラウドベースのPC環境を整えるのが最も妥当な予防法だと思います。
データも利用するソフトウェアもです。
特にメールはGmailやOutlookなどをベースにしておくのは非常に重要です。重要データもGoogleDriveやOnedrive、DropBoxに統合しておきましょう。