どうも!
Ganapatiです。
デジタルに仕事をしているとアナログ的な手法のほうがアイディアが浮かびやすくなります。
ホワイトボードもその一つですが、オンラインでホワイトボードのような感覚で使えるツールってそれ専用で使うとなると文系企画職の私には割高になっちゃうんですよね。
今回ご紹介するのは、手ごろな料金で(もちろん無料でも)使える多機能なホワイトボードツールです。すごくイイ感じです
多機能なのに使いやすいオンラインホワイトボードDeekit
Deekitとは?
DeekitはクリエイティブのためのEvernoteと呼ばれたMilanoteに似たインターフェイスを持つオンラインホワイトボードツールです。
Milanoteに比べて非常に多機能で自由度の高い設計になっています。
また、有料にはなりますがリアルタイムでの共同作業が可能で、そこがDeekitの最大のポイントになっています。
Deekitの機能
Deekitには様々な機能がありますが主には次のような構成、ツールになっています。
構成は2つ
① TOP画面 ② 作成もしくは共有したボード
機能①: ボード(キャンバス)の作成
無料であれば5つまでボードが作成できます。ボードのサイズは詳しくはわかりませんが、相当デカいです。フォントの大きさや図・アイコンを上手に工夫して使用すれば、俯瞰してもズームアップしても使える大きなキャンバスになりそうです。
※実際に使ってみました
まずはGoogleアカウントでサインアップして、チームを作成します。
トップ画面はこんな感じ。かなりMilanoteに似ています。
サンプル画面がありました。有料版だと埋め込み可能なコンテンツが増えます。
ボードの作成は画面中央上部のプラスボタンから。ボードの名前を入力するだけです。
作成すると概要画面になりますが、気にせず編集ボタンを押すと新しいボードに切り替わります。
機能②:画像やコンテンツの挿入
画像やリンクカード(はてなブログのリンクカードのようなもの)、シェイプライブラリ(アイコン集のようなもの)が使用できます。無料では画像の挿入だけですが、、、。
無料版では画像埋め込みのみ。
シェイプライブラリは有料版。アイコン画像を持っていればそれで代用可能ですが・・・。
機能③:ドローツール(お絵描き)
お絵かきソフトでいうと「サインペン」と「マーカー」に該当するようなツールが使用できます。手振れ補正機能がついていますが、筆圧検知はありません。
手振れ補正機能があってもどうしても滑らかな曲線にはならないのがネックですが、そこまで性能を求めなければ非常に使い勝手が良いです。
選択・移動・編集・削除などの操作もかなり快適です。想像以上に使いやすい!!
※お絵かきツールは結構単純です。
書いた後の編集も簡単。
機能④:シェイプツール
シェイプツールは上記お絵かきではなかなか難しい整った図面を書く際に使えそうなツールです。
特にフレームワークを使うときの枠線などに活躍しそうな感じです。
なお、曲線を描きたいときはドローツールを使う必要があります。
機能⑤:付箋
ちょっとしたメモや、目立たせたいアイテムがあるような場合にぜひ使いたいのが付箋ツールです。
機能⑤:ノート
Milanoteなどでもおなじみのノートツールです。機能が結構充実しています。
ただしチェックリストなどの機能はないようです。
※画面左側に出てくる編集画面。
上記の編集がボード上にこんな風に表示されます。
機能⑥:テンプレート
ブレーンストーミングをするためにDeekitを使用するならありがたいのが「テンプレート」です。代表的なフレームワークが多く収録されており、すぐに使うことができます。(英語ですが)
※いろいろあります。
マーケティングのフレームワークを選択してみました。そのままコピーされて始まります。英吾がわかるか、ある程度フレームワークを知っていないと使えないのですが仕方ありませんね。
機能⑦:共有・エクスポート
作成したボードは画像でエクスポートしたり、他者にURL公開することでシェアできるようです。
もちろん有料版でかつ相手を招待していないと相手に編集してもらうことはできません。閲覧のみです。
Deekitのおススメ使いみち
さまざまな機能があるDeekitですが、自由度が高い分、上手に使いたいものです。(目的無く中途半端に使い始めるともてあましそうです)
ブレーンストーミングツールとして
それこそ、マインドマップなどを作成するのに非常に便利です。自由度が高いので、様々なブレーンストーミング法に合わせて使用できます。
簡単なお絵かきツールとして
ビジネス文書の挿し絵に使う程度のお絵かきには非常に有効だと思います。すぐ使えてあまり迷わずお絵かきできるのがいいです。また、選択や編集・削除がわかりやすく容易なのもおススメする理由です。
最近はイラストで会議を進行するのが流行っていますので、それをオンラインで実現できそうです。イラストファシリテーション?でしたっけ。
メモツールとして
もちろんメモツールとしても使えます。ただし、メモの配置でブレーンストーミングするのであれば有効ですが、単なる一覧として把握するだけで済むのであれば逆にわかりにくくなるかもしれません。
オンライン会議ツールとして
そもそもこれがメインのツールですね。オンライン会議の際ホワイトボードを使いたいときに便利です。Skypeなどのツールにも実装されてはいますが、正直使いにくいので音声はSkype、お絵かきはDeekitで並行しながら使うと良いです。
画像に対するディスカッションツールとして
Deekitを使う理由はやはり自由にお絵かきできることです。専用のツールには負けますが、製作中のWEBサイトを画面キャプチャしてチーム内でディスカッションするときなどに使えます。
宝地図作成ツールとして
Milanoteでも紹介しましたが、夢実現のための「宝地図」を作成するのには非常に有効です。
有料と無料の違い
有料版と無料版の違いはこちらに記載されています。
大きくは
- ボードの共有編集
- フォルダ管理
- シェイプツール
- リンクカード
- ファイルの埋め込み
等ができるのが有料版、できないのが無料版ということです。
Deekitは買いか?
個人的な意見ですが、「画像やお絵かき(イラスト)」をベースにブレーンストーミングをするならばDeekitは買いです。チームでブレーンストーミングするなら有料版、個人単体なら無料版でも十分。
逆にテキストベースの思考があっているならMilanoteのほうが良いです。Deekitでも同じことはできますが、機能が絞られていたほうが思考にフォーカスしやすいためです。
なお、DeekitはAndroidでアプリが公開されています。それこそビジネス資料用のお絵かきはこれでやっても良いかもしれませんね。