どうも!
Ganapatiです。
今年はAIに関する話題が非常に多いですね!
そんな中で是非注目していただきたい話題があります。
マイクロソフトが開発した視覚障碍者向けAIアプリ
マイクロソフトもAIの活用のためかなり力を入れて開発を進めています。特に画像解析系のAIの技術には目を見張るものがあります。(最近はワークスタイル分野でいろいろ出していますが、翻訳分野はまだまだ・・・。)
そんな中で出してきた注目のAIアプリ「SeeiongAI」です。すでにリリースされ公開されているそうです。(日本はまだらしい)
Seeing AI | Talking camera app for those with a visual impairment
SeeingAIとは?
一言でいえばカメラでとらえたものをAIで判断し言葉にして説明してくれるアプリです。
視覚障碍者がそのアプリを使えば、自分では見えない世界を文字(音声)として捉えることができるようになります。
それだけを聞くと「なんだ、関係なさそうだね」と思う人も多いでしょう。
しかし、その先には視覚に障害を持たないものにも大きな影響を及ぼす何かがあるのではないかと容易に想像できてしまうのです。
SeeingAIの主な機能・用途
スマートフォンのカメラで撮影するという行為を通じて以下のような機能を発揮します。
簡単な文字い情報をサクッと認識し読み上げ
簡単な文字は一瞬で認識し読み上げてくれます。
これはSeeingAIのまだまだ小手調べ的な機能。
ですが、視覚障害のある人(その他文字の認識ができない人)にとっては目の前にある文字が音として伝わってくるだけでもありがたいものです。
文書全体の文字情報を読み取りし読み上げ
こんな感じでスマホをかざして・・・
テキスト認識!
凄いなと思ったのがコレ。文書全体を認識し、OCR処理の上音声で朗読してくれます。
既存のアプリ(OfficeLens)でもできなくはなさそうですが、AIの機能によって、シッカリ文書を認識し、より大切なポイントが失われないように説明してくれるでしょう。
商品を認識し説明
同じように商品にスマホをかざすと・・・
バーコードなどを自動で読み取り、その商品を説明してくれます
買い物なんかで活躍しそうですよね。例えばお年寄りなんかは商品の原材料とかアレルギー表示とか文字が小さくて読めない!なんて思う人も多いでしょうから、活用の幅は広がるのではないでしょうか?
周囲の人を認識し、表情などを読み取り伝達
人にカメラを向けて認識させます
するとその人の性別・年齢・表情などを読み上げてくれます!
もちろんどこまで正確なのかは怪しいですが、AIの技術によって実現した機能であることは間違いありません。
こうした技術がより進めば、店舗やイベント会場でのマーケティングにも活用されそうです。(すでに一部では始まってますが・・・)
また、大企業などでは社員を認識しMRレンズなどで情報を重ねて表示させることなどにも使われそうです。
映っている風景を認識し、わかるように説明
単純に何らかの風景をカメラに映します・・・
すると、その状況をAIが文章化し読み上げてくれます!
上記の画像でいえば「男性がソファに座ってノートパソコンを操作している」と教えてくれています。
これはすごい!
紙幣などお金を認識し、金額を説明
お金もカメラに映すことで金額を計算して教えてくれます。
隠れているお金までは認識されないでしょうから、使い方が難しそうです。
まだアプリには実装されていないとのことですが、技術的には開発済みとのこと。
将来的にはスマートフォン内の各アプリの画面そのものも
開発中とのことですが、カメラで認識させるだけでなく、スマートフォンの画面に映るものを認識させたいと考えているようです。
SeeingAIの先にあるもの
ザクっと説明しましたが、思う以上にAIの進化はすごいです。もちろん自分で見て認識し、理解するほうが早いです。
しかし、世の中には単純な認識だけでも大きく生産性の向上に役立つ分野もあります。
AIによってより手軽に、より複雑なものを、よりシンプルに認識させることができるようになりそうです。人間の多くの行動は「認識」から始まります。そこにAIが入ってくれば、しかもスマートフォンといった身近なデバイス上に・・・・私たちの社会は大きく変わりそうですね!!
興味を持たれた方は是非公式サイトで動画を見てください!「おおーーーっ!!」の連続です。
Seeing AI | Talking camera app for those with a visual impairment
それにしても、、、最近マイクロソフトはいろいろだすねぇ。。。